天才エジソンにはバイアスがかかっている
皆さんにとってエジソンはどういうイメージでしょうか?
天才発明家?大金持ち?獅子頭の筋骨隆々のおっさん?
そんなエジソンの話です。
エジソンってどんな人
私が子供のころ、偉人伝の代表格といえばエジソンでした。
あとは野口英世、リンカーン、キューリー夫人とか。
最近はどうでしょうか。
そんなエジソンですが偉人伝にはのっていない
子供には聞かせられないエピソードを数多く残している人物でもあります。
特に有名なのものとしてエジソンとテスラの電流戦争があります。
最近は某スマホゲームの影響もあり有名ですね。
電流戦争
電流戦争とは、直流を推進するエジソンと交流を推進したテスラの抗争です。
エジソンの会社に入ったテスラは、交流なんかできっこないとエジソンに否定される中、
交流のシステムを完成させるのですが、エジソンはその装置を採用しなかっただけでなく
テスラを追い出したそうです。
1次資料にあたることができないのでなにが事実で、ゴシップなのかもう分かりませんが
といったエピソードもあります。
電流戦争は、変圧が容易で伝送に優れた交流が勝利し今や伝送といえば交流です。
心の底から直流の可能性を信じていたのか、テスラとの関係性で直流を推さざるを得なかったのかわかりませんが、
電流戦争の結果を知っている私達からすると、ややバイアスのかかった判断をしたように見えますね。
もっとも直流の変圧が容易になってきたため、直流送電も見直されてきましたが、それはまた別の機会に紹介したいと思います。
バイアス?
さて、話は変わりますが、エジソンのように心理的な要因で公平に物事を評価できないことをバイアス(bias)といいます。
日本語に直すと偏り、かさ上げ。皮肉にも電圧バイアスのbiasと同じbiasです。
会社でもありませんか。自分より優秀な部下がいるのを嫌がり公正に評価できない人。
自分のバイアスを認識して修正するのはとても難しいことです、そもそも認識できないからバイアスが発生しているわけですし…
会社であれば第三者の公正な評価、電気であれば計測装置、と様々な解決策を考えていくことでなるべくバイアスのない判断をできるようになりたいですね。
家庭でも工場でも機器は直流、交流両方あります。
そんな電流の特徴から機器を判別する技術を使ってみませんか。
EnergyColoring。ぜひお試しください。