エネルギー消費量に国民性が出ている!?
みなさん、こんなエスニックジョークを聞いたことがありますか?
沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、海に飛び込むよう船長が説得をはじめました。
アメリカ人に 「飛び込めばあなたはヒーローですよ!」
イギリス人に 「飛び込めばあなたはジェントルマン(紳士)です!」
ドイツ人に 「飛び込むのはルールです。」
イタリア人に 「飛び込めばあなたは女性に愛されますよ!」
日本人に 「みんな飛び込んでますよ」
他の国の例もあったりしますが代表的なのはこんな感じでしょう。
なんとなく国民性(ややステレオタイプ?)を言い当てているように見えますね。
実はこのような国民性がエネルギー消費にも現れているようです。
主要国の1人あたりの消費エネルギー推移
主要国の1人あたりの消費エネルギーの推移をみてみましょう。
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縦軸が一人あたりの消費エネルギー、横軸が時間です。
資源が豊富な国
消費エネルギーの多い3か国、カナダ、アメリカ、ロシアですが、いずれも、資源が豊富な国です。
資源が豊富な国は輸入コストがかからないため、電気料金が安く、1人あたりの消費エネルギーが多い傾向があります。
アジア圏
ここでややこしいのがアジア圏です。傾向の異なる日本、中国、韓国に注目してみましょう。
日本はEU諸国と歩調を合わせて降下傾向に向かっていますね。
中国が急上昇してきていることが分かります。
これは2015年までのデータですので、最新のデータでは先進国を抜かしているかもしれませんね。
韓国は不思議な動きをしていますね。
全体的な傾向
- 資源国は電気料金が安いので消費エネルギーが多い
- 先進国では1人あたりの消費電力はキープまたは減少していく傾向が見える
- 資源国でなくても例外的に国策で電気代を下げるとエネルギー消費量は増える