水素がエネルギーになる!?水素エネルギー社会のメリット
このブログではいろいろなエネルギーを紹介してきました。
今まであまり話題に上げてこなかった水素エネルギーについて紹介していきたいと思います。
水素と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?一番軽い気体?火を付けると激しく燃えるからそれがエネルギー?
今日は中学校の理科の時間を思い出しつつ水素エネルギー社会について考えてみましょう。
続きを読む日本って資源が少ないらしいけどエネルギーが足りないの?
「日本は資源が少ないから…」
こんな話をよく聞きますが、どれくらい自前でまかなえているのでしょうか?そして、まかなえなくなるとどう困るのでしょうか?
エネルギーで困ったとき、私達はトイレットペーパーの買い占め以外になにかあるのでしょうか?
日本のエネルギー自給率
ここで自給率の対象としているエネルギーをまとめておきます。
石炭や原油・天然ガスといった燃料っぽいものだけではなく、原子力や水力や再生エネルギーを含みます。
再生エネルギーには地熱や風力・太陽光などを指します。
その上で、日本のエネルギー自給率は
2017年で9.6%
思ったより多いとか感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、決して多くはありません。
日本のエネルギー自給率の推移
2010年からの推移を見てみましょう。
- 2010年 19.6%
- 2011年 10.9%
- 2012年 6.3%
- 2013年 6.3%
- 2014年 6.2%
- 2015年 7.4%
- 2016年 8.4%
- 2017年 9.6%
となっているようです。
地震の影響でしょうか、2011年を境に急に落ち込んでいますね。
2015年あたりから少しずつ改善が進んでいるようです。
自給率が低いと困るの?
9割以上のエネルギーを国外、しかも日本の場合は必ず海を超えないと確保できないことがわかります。
さらに、エネルギーを輸出してくれる国と関係が悪化すると、安定したエネルギー供給に影響が出そうです。
お隣さんがコンセントを抜いたら自分の自宅まで電源が届くなるとしたら、ある程度良好な関係を築いておきたいですよね。
現状、災害や国際情勢の変化などが起きなければ足りないということはないですが、
10%を切っている状況は安心できる状況ではなさそうです。
ただ、エネルギー商社の社員や外交官ではない私達としては、
日本が発展していくために、エネルギーを効率よく使っていく必要があります。
エネルギー自給率を上げるためには?
エネルギー自給"率"なので、上昇のためには
- 自給できるエネルギーが増える
- 利用するエネルギーが減る
の2つの要因で上昇を図ることが出来ます。
だからといって個人でエネルギーを生み出そうとするのは難しいですね。
輸入だったとしてもエネルギーを効率よく使うことが私達が最もエネルギー自給率に貢献できそうです。
もちろん、これは夜暗くても我慢するということではありません。何がどれくらいエネルギーを使っているかを知り、少しずつ改善していくことが遠回りに見えても近道です。
小規模の工場やプラントであればエナジーカラリングの技術を使って、
スマートフォンを用いた用途別電力を推定、更にはデータの可視化をすることが出来ます。
スマートフォンでできる小さな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
参考文献
総合エネルギー統計
www.enecho.meti.go.jp