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エネルギーを変えれば生活が変わる。ビル全体の消費電力の使用用途内訳をWEBダッシュボードで見える化。

消費税が増税で電気代はどうなるの?明細別の増減を調べました。

毎日何気なく使っている電気。急に値上がりすると困りますね。
電気代のからくりを調べてみました。
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忙しい人は、これだけ覚えておいてください。

電気代には、すでに消費税が入っています。

10月の増税の影響(8% -> 10%)を受けます。

せっかくなので、電気代のからくりを調べてみました。

電気代のからくり

電気料金は4つの項目の足し算になっています。
「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」です。
それぞれが別の要因で変動します。

  • 基本料金: 大きな契約電流で契約すると、高くなります。
  • 電力量料金: 使用した電気の分だけ、高くなります。
  • 燃料費調整額: 海外から輸入している原油・ガス・石炭の価格変動によって変動します。
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金:再生可能エネルギーの普及が進むことや買取価格が高くなることで高くなります。

「基本料金」の減らし方

「基本料金」は、契約電流を小さくすることで節約できます。「アンペア」というやつですね。
20A, 30A, 40A, 50A, 60Aが一般的ですね。

20Aは、エアコンとドライヤーを同時に動かしたら、間違いなく停電です。
デスクトップパソコンを多用する人は、30Aが安心です。
子供がいる家庭の場合は、40A, 50Aが一般的ですね。

同時にどれだけ電気を使うかがポイントなんですね。

「電力量料金」の減らし方

これは簡単、単純に使わなければいいんです。
使う時だけこまめにONOFF、使わないものはコンセントを抜くことで節約できます。
こまめにONOFFすることが重要なんですね。

「燃料費調整額」の減らし方

電力量料金と同じで使わなければ減ります。
それに加えて、原油・ガス・石炭の取引価格で変動します。
世界の需要が減れば、どんどん低い価格で取引されます。
同じ設備でも高効率な設備が普及されることで、電気代が下がります。

再生可能エネルギー発電促進賦課金」の減らし方

電力量料金と同じで使わなければ減ります。
それに加えて、再生可能エネルギーの買取が減ることで減額されます。
太陽光を普及するために、FITという制度が作られました。
現在、FIT初期に作られた太陽光が順次FITの対象外になる「卒FIT」が進んでおり、買い取る電気が少なくなってきています。
ひょっとしたら、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」はだんだん減額されていくかもしれません。
期待しましょう。

まとめ

電気代は5つの要因で決まりまることがわかりました。

  1. 契約電流量
  2. 電力使用量
  3. 原油・ガス・石炭の取引総額
  4. 再生可能エネルギー買取総額
  5. 消費税

何がどのくらい電力を使っているかわかれば、節約するために何をすればいいかわかりそうです。
でも、どのような用途で電気が使われているかってなかなかわかりませんよね?
エナジーカラリングは、スマートフォンを用いて用途別電力を推定します。
オフィスや店舗の電気の使用用途を一度調べてみると効果的に節電できますね。

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