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【保存版】「電気ご使用量のお知らせ」の読み方

毎月送られてくる電気代の明細書、みなさんはどのくらい中身を読んでいますか?請求金額はチェックしているけれども、その他は難しそうで読んでいない、という方も多いのではないでしょうか。

最近はインターネットで確認もできるようになってきましたが、電気代節約のためには一体どの部分に着目したら良いのでしょうか。

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電気代の決まりかた

今日はこんなことを紹介してみたいと思います。

使った電気に応じて皆さんは契約した電力会社に電気代を払っていますね。

「今月は寝る時にクーラーつけることが多かったから電気代かかっちゃったな。」
「冷蔵庫を新しくしたから、電気代が下がったみたい。」

この「なんとなく感じている部分」を正確に教えてくれるのが電気代の明細書です。

使った電気を正しく理解すれば、電気代削減にもつながるかもしれません。

では、実際のところ電気代明細書ってどんなものか見ていきましょう。

「電気ご使用量のお知らせ」の読み方

今回は、東京電力の電気代明細書である「電気ご使用量のお知らせ」について、こちらのサイトを参考に、中身を紐解いてみたいと思います。

ご契約種別

スマホの契約と同じで、電気代も「基本料金+使用量に応じた料金」という構成になっています。

ご契約種別はこの電気代の契約プランのことです。

東京電力の家庭用プランだけでも以下のようなものがあります。

  • プレミアム S/L
  • スタンダード S/L
  • 夜得プラン
  • スマートライフ S/L スマートライフプラン
  • アクアエナジー100
  • 従量電灯B・C

「従量電灯B・C」以外はここ数年に出てきた新しい体系のものです。
最近電力プランを見直したというご家庭でなければ「従量電灯B・C」の場合が多いでしょう。

オール家電を導入していたり、昼間は外出でほとんど電気を使わない、といった個々の生活スタイルに合わせて電気代プランが選べるようラインナップが用意されています。

ご契約

例えば、この欄には「40A」などと書かれていると思います。

この数字、契約の時に決めた、一度に使える電流の最大値を表しています。

「A」はアンペアと読み、電流の単位です。
この部分を「契約のアンペア数」、なんて呼んだりしていますね。

電子レンジもトースターもドライヤーも同時に使いたい、というような場合には大きな電流を使える契約にする必要があります。
ただし、その分基本料金が高くなります。

一方、電気代削減のため小さなアンペア数で契約してしまうと、かんたんにブレーカーが落ちてしまう、なんてことになります。

適切なアンペア数で契約することが節約には重要です。

ご使用量

例えば、この欄には「XXXX kWh」などと書かれていると思います。

これが、今月実際に使った電気の量を表しています。
ちなみに、「kWh」というのは、使った電気を表す際の単位です。

この数字が大きいほど、多くの電気を使ったということですね。

もちろん、電気代もこの数字が大きいほど高くなります。

いわゆる節電というのは、この数字をいかに小さくするか、ということです。

トータルの請求金額はもちろん重要ですが、努力したのにあまり電気代が安くならない、という場合はこの欄をよく見てみると良いかもしれません。

請求予定金額

今月のトータルの電気代です。とにかく、安いと嬉しい。あとの説明は不要ですね。

うちわけ

ただ、電気代の内訳は見ておきましょう。

契約の種類にも依るのですが、多くの場合、基本料金+使った電気の量に応じた料金、となっていると思います。

1段料金、2段料金などと書いてあれば、使用量に応じた部分の内訳です。

大抵の場合、電力会社としてはあまり電気を使ってほしくはないので、電気を使うほど割高になるような料金体系となります。

そして、その電力単価は、階段状の料金プランになっていることが多いです。

電気を使って階段を登ってしまうと同じ電気量でも割高になってしまいます。

節電の際には、この電力単価が上がらない範囲に抑える、ということをモチベーションにするのも有りかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

電気代の明細書を理解すると、電気代削減に役立ちそうですね。

使っている電気のどの部分にお金がかかっているのがわかれば、まだまだ節約のヒントが見えてくるかもしれません。

また、これからの電気代明細書は、紙ではなくインターネットでみるような形が主流になってくるようです。
これについては、また今度まとめていきたいと思います。

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