電圧、電流、電力…電気代を節約するためには何を気にすればいいの?
何気なく使っている電気ですが、電気屋さんで話を聞いていると何かと電圧、電流、電力という言葉を聞きます。
電気に関係しそうということはわかるけど、それぞれが実際なんなのか、節約するにはどれに着目したら良いのでしょうか。
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電気代のからくり
今日はこんなことを紹介してみたいと思います。
電力に応じて皆さんは電気代を払っていますね。
なんとなくエアコンは電気代がかかりそう、冷蔵庫は開けっ放しにすると電気代がかかりそう。
この「電気代がかかりそう」って感覚が実は電力をどれくらい使っているかということです。
では、実際のところ電力ってどんなものか見ていきましょう。
電力知るために、電圧と電流を知る
電圧
電圧は電気を押し出す力のようなもので、ボルト(V)という単位で表現されます。
電圧が高いほど電気を押し出す力が強く、電圧が低いほど電気を押し出す力が弱いと思ってください。
1.5Vの乾電池より、5VのUSBのほうが電気を押し出す力が強いんですね。
さらに皆さんのご家庭のコンセントは約100Vです。
電流
電流は電気の流れる量のようなもので、アンペア(A)という単位で表現されます。
電流はイメージしにくいと思いますが、ご家庭のブレーカー(停電したときに見に行くスイッチ)を見に行くと
20Aとか40A等と書いてあります。これがあなたのおうちで使える電流の量です。
あまり電流を流すと危ないので保護するためにブレーカーがついています。
ドライヤーをかけながら電子レンジを動かして停電した経験はありませんか?このブレーカーが電流の流れすぎを見つけてわざと停電されています。
家電製品の使いすぎだったらまだいいのですが、ホコリの積もったコンセントなどが火花を散らす時に電流が流れすぎます。
そのまま火災にならないようにわざと停電させてくれているんですね。
電力
やっと電力にたどり着きました。
ここまでくれば電圧は簡単です。
電力は電気エネルギーの大きさのことで、ワット(W)という単位で表現されます。
コンビニのお弁当を温める時、500Wで6分と書いてある時のWはワットです。
電圧と電流の数字を掛け算すると電力になります。
例えば:
20Aのブレーカーがある部屋で、コンセント(100V)で500Wの電子レンジを動かそうと思ったら
100V x 5A = 500W
という計算ができます。
つまり、電子レンジを動かしている間、部屋のブレーカーの余力は15Aになりますね。
ここで、うっかり1500Wのドライヤーを掛け始めると
100V x 15A = 1500W
なので、余力の15Aを使い切り、ブレーカーがわざと停電させます。
まとめ
いかがでしたか?
電力を理解するとお家でもっと電気エネルギーを上手に使うことができそうですね。
何がどのくらい電力を使っているかわかれば、節約するために何をすればいいかわかりそうです。
また、電力は使っている時間が関係してきそうですがこれについてはまた今度まとめていきたいと思います。